2019年7月25日:米国のドナルド・トランプ大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(右)に電話をかけ、2020年の選挙のライバルであるジョー・バイデンとその息子のハンター・バイデンを調査するよう求めました。
ゼレンスキー大統領就任前のウクライナで起こっていた汚職に、バイデン親子が関与している可能性があるので、調べてほしいというものです。
上の図の日本語翻訳
<トランプ電話の内容>
もう一つ。バイデンの息子についてはたくさんの話があります、そのバイデン(現アメリカ合衆国大統領)は検察を止めました。そして多くの人々はそれについて知りたがっています。それについて、あなたが司法長官とできることは何でも素晴らしいでしょう。バイデンは検察を止めたことを自慢していたので。あなたがそれを調べることができればと思っています。
これ(バイデン親子とウクライナの関係)は、非常に恐ろしいことです。
<そのトランプ大統領の電話の背景>
- 2014-2019:ハンター・バイデン(図:右上)がブリスマホールディングスの役員を務める。
これはミコラ・ズロチェフスキー(図:右下)が所有するウクライナの天然ガス会社。
2014年:ブリスマホールディングスは、税務違反の疑いで犯罪捜査を受けている。
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- 2014年5月、ロンドン:英国政府が2300万ドルのマネーロンダリング調査に関連して
ミコラ・ズロチェフスキーの銀行口座を凍結
(※ミコラ・ズロチェフスキー 2010.7~2012.4ウクライナのエコロジーと天然資源の大臣)
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3.2015年9月:ウクライナの検察総長、ヴィクトル・ショーキン(図:左下)は、
ロンドンの捜査を「妨害」したとして米国当局から非難(告訴)された。
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4.2015年12月。
副大統領ジョー・バイデン(図:左上)がウクライナを訪問。
彼は、ズロチェフスキーを含む当局者に対して、ショーキンによる、
より積極的な腐敗防止の取り組みを強く求めた。
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2016年3月:ショーキンが追放される。
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