ことふみ郡山第12回三部門ポイント制小学生百人一首大会 (部門1)で使用する歌の一覧です。
黄色札で注目は!
五色百人一首は、とても手軽でとっつきやすく、重宝しています。
難を言えば、どういう基準で5色に分けてあるのかが、いまだにわからないこと。
小倉百人一首の配列には大切な意味があり、本来なら一番歌から順に20首ずつ分かれていればいいのにと思ったりもするのですが、、、なにか特別な意味があるのでしょうね。
黄色札で、注目したいのは、89番歌 式子内親王の歌です。選者の藤原定家が式子内親王からこの和歌を受け取り、それがきっかけで小倉百人一首を編纂しようと思うようになったという説もあるそうです。
一つ一つの和歌が詠まれた時の時代背景にも心をかけると、より一層深みが増し楽しみが増えますね。
黄色札一覧
02) 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香久山(持統天皇)
07)天の原 振りさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(安部仲麻呂)
10)これやこの ゆくも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(蝉丸)
18)住之江の 岸に寄る浪 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ(藤原敏行朝臣)
32)山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(春道列樹)
33)久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)
37)白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞちりける(文屋朝康)
39)浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか ひとの恋しき(参議等)
46)由良の門を わたる舟びと かぢを絶え 行方も知らぬ 恋のみちかな(曾禰好忠)
47)八重むぐら しげれる宿の 寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶法師)
55)滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ(大納言公任)
60)大江山 いくのの道は 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立(小式部内侍)
78)淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(源兼昌)
79)秋風に たなびく雲の 絶え間より 漏れ出づる月の 影のさやけさ(左京大夫顕輔)
81)ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる(後徳大寺左大臣)
85)夜もすがら 物思ふ頃は 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり(俊恵法師)
87)村雨の 露もまだ干ぬ 槙の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ(寂蓮法師)
89)玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば しのぶることの 弱りもぞする(式子内親王)
94)み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり(参議雅経)
96)花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり(入道前太政大臣)
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